とろっと柔らかな舌触りで、桃の甘みが口いっぱいに広がります。
朝食のパンに乗せるのはもちろん、手づくりパフェにひとかけすると、濃厚な桃ソースに。
他にもモッツァレラチーズにかけておしゃれな前菜に♪みずみずしい桃の甘みとクリーミーなチーズのハーモニーが絶妙です。

美味しい桃を求めて出会った山梨県の桃農家さんからいただいた旬の桃と、井上誠耕園の独自製法で搾る「完熟ネーブルオリーブオイル」を使って完成した新たなジャムです。
瑞々しい桃の濃厚な甘みが、アイスクリームやトーストと相性抜群！ぜひ朝食のおともにお召し上がりいただきたい、季節限定の一品が完成しました。

360度どこを見渡しても標高の高い山に囲まれ、澄んだ空気が流れている広い甲府盆地。今ではフルーツ王国と呼ばれる山梨県ですが、桃栽培の歴史は江戸時代まで遡ります。
山梨県西部に位置する南アルプス市で、桃農家を営む花輪さん一家を訪ねました。8代目の俊秀さんは太陽のように明るい人です。「畑にやるカルシウムは、人間の栄養ドリンクみたいなもん。天気見て、畑見て、もうちょっといるかなとか、手をかけてやるんが大事」と畑を見つめながら呟きます。「幾年育てても、常に何か新しい方法があると思っているから、農業に一人前というのはない。」そう言いながら美味しい桃のために探求を重ねる俊秀さんが作る桃は、シャキッと歯ごたえがあって甘く、桃への愛情がこもった味わいです。

一、日本一の日照時間
他地域よりもたくさんの陽の光を浴びて育つ桃は、果実内にうまみの素であるデンプンがたくさん作られます。

二、恵まれた甲府盆地の気候
標高の高さで寒暖差が激しく、日中に作られたデンプンが夜の間に糖として果実に蓄えられます。年間降水量が少なく、水はけの良い地質のおかげで、桃の甘みが凝縮されます。

三、農家さんの高い栽培技術
長い歴史の中で受け継がれた「匠の技」が美味しい山梨の桃を生み出します。

じつは桃の適熟時期は、一足早く熟れた桃が「ボトッ」と落ち始めてから。桃が落ちているのを見て「この木は獲れ頃だ」と判断するのだそう。
甘く熟した桃の香りは格別！山梨県の桃はシャキシャキとした歯ごたえがあり、どこかモッチリとしたきめ細やかな果肉が絶品です。

一般的には皮をむいて食べる白桃ですが、桃の一番おいしいところは皮と果実の間にあります。そのおいしさのつまった部位を余すことなく味わっていただきたくて、皮ごと果実丸ごとジャムにしました。
合わせる「完熟ネーブルオリーブオイル」の甘い香りと溶け合って、果実感あふれる桃のジャムを目指しました。

山梨から直送で届いた桃は、井上誠耕園の工房で一つずつ丁寧に下処理します。桃は皮に近いほど甘く、味わいも濃厚な上、果皮には食物繊維や抗酸化物質が豊富に含まれています。
桃の加工は鮮度が命！変色して味が落ちてしまう前に手早く下処理を行い、熟練のスタッフが火加減を調節しながら丁寧に炊きあげます。

完熟を迎えたネーブル果実とオリーブ果実を同時に生搾りする「果実混合搾油技術」で搾油した完熟ネーブルオリーブオイル。ネーブルオレンジ特有の爽やかで甘い香りが溶け込んだオリーブオイルが、桃の芳醇な甘みを際立たせます。