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青果販売第一弾!山梨の桃・すもも

日本各地にはまだまだ知られていないその地域だからこそ出来たすばらしい農作物がたくさんあります。また、一年かけて育てた農作物の中には市場に出すことがない果実もたくさんあります。私たちは、各地の農家さんと協力し合い、日本の農作物の魅力再発見に繋げたいと思っております。
今回は山梨の農家仲間を訪ね歩き、一年のうちでもわずかな期間しかご用意できない、農家が美味しいと思うプレミアムな青果をご案内させていただきます。

日本一の日照時間と
名峰が育む上質な山梨の果実

日本各地、手塩にかけた農作物を育てる農家さんを訪ねて、全国津々浦々めぐる中で訪れた山梨県。桃、すももともに生産量日本一を誇る山梨県は、日照時間も日本一、さらに富士山・南アルプス・八ヶ岳という2,000m~3,000m級の山々に囲まれた甲府盆地の恵まれた気候を活かし、多種多様な果実がつくられています。
まさに「フルーツ大国」という呼び名がぴったりの山梨県で出会ったのは、こだわりの桃・すももを育てる2軒の農家さん。脈々と受け継がれてきた果実栽培の妙を守り続けてきた農家さんの想い、熟練の技術の素晴らしさを伝えていきたいという想いから、私たち井上誠耕園は小豆島の農家として、ぜひ皆様にこの魅力あふれる果実をご案内したいと思っております。

おいしいすももを求めて「貴陽(きよう)」
発祥の地南アルプス市を訪ねました。

「貴陽」発祥の地南アルプス市は、山梨県の中でも特にすももの栽培が盛んで、日本一の産地となっています。また栽培の歴史も古く、江戸時代には栽培されていたという記録が残っています。
内陸性気候のため、寒暖差が大きく、果物の栽培に適した気候と、南アルプスから湧き出るミネラル豊富な水、国内最大級の御勅使川(みだいがわ)扇状地の上にあるため、水はけが大変よい土壌をしています。これらの風土がおいしい貴陽を育んでいます。
希少な大玉品種「貴陽(きよう)」を育てる望月さんの挑戦
その栽培の難しさや生産者の高齢化により、現在「貴陽」を栽培しているのは30名ほど。そんな希少な「貴陽」を育てる望月さんは南アルプス市で果樹栽培を営む個人農家さんです。「栽培が難しくても、いい果実が収穫できたときの喜びはその分大きい、またその果実を食べたお客様もすごく喜んでくれる。だからこそ栽培の難しい「貴陽」を育てているんです。」と語る望月さん。毎年最高のすももを求めて挑戦し続けています。
生産者はわずか30名
世界一重い幻のすもも「貴陽(きよう)」
「貴陽(きよう)」は山梨県南アルプス市で生まれた交雑品種で1996年に品種登録されました。最初に発見されてから、最高のすももにするために20年もの月日を費やし、試行錯誤の末に生み出された幻のすももです。
一般的なすももの3倍ほどの大きさで、大きなものは300gにもなり、「世界一重いすもも」としてギネスに認定されました。大玉の果実にも関わらず、果肉はきめ細かく、ジューシーでたっぷりの果汁が楽しめます。
毎年最高のひと玉を育てあげる手間ひまを惜しみません。
美味しい果実を育てるポイントは「葉っぱ」だと望月さんは話します。葉がしっかり茂るように工夫を凝らした剪定を施し、果実一つひとつにたっぷりと栄養をいきわたらせることで、甘く大きな果実が実ります。さらに「貴陽」は結実させることが難しく、一般的なすももの人工授粉が1.2回なのに対し、貴陽はその四倍以上の受粉を行わないと結実しません。他にも雨と陽射しから果実を守るための傘かけ作業など、一年を通して大変な手間ひまがかかりますが、その分いい果実ができたときの喜びはひとしおです。
納得の食べ応え!糖度が高くコクのある濃厚な甘み
酸味は控えめで、食べ応え抜群のコクのある甘みが特徴の「貴陽」。
まず水で洗い、皮のまま食べてみてください。「貴陽」ならではの皮の優しい酸味と果肉の強い甘みが感じられます。次に皮を剥いて食べてみてください。果肉部分は皮に近い部位ほど旨みと甘みがつまっていますので、出来るだけ皮を薄く剥くのがポイントです。貴陽ならではのコクのある強い甘みをお楽しみください。

桃の生産量日本一の山梨笛吹市を訪ねました。

桃の生産量日本一を誇る山梨県の中でも、特に桃の栽培が盛んな笛吹市。恵まれた日照時間や降水量、水はけの良い土壌など、桃の栽培に適した好条件がそろっています。また、山梨県で桃の栽培が盛んな理由は、恵まれた栽培環境だけに限らず、すでに栽培が始まっていたとされる200年前(江戸時代)より受け継がれる、農家さんたちの熱い情熱によって守られ、新化し続けてきた長い歴史があるからこそなのです。
高い技術が必要とされる「浅間白桃(あさまはくとう)」を育てる熟練の桃農家
旨みたっぷりの美味しい桃を探し求めて、出会った桃農家・斎庵さん。富士山を望む美しい眺望を背に、広がる桃畑で「浅間白桃」は育てられています。「除草剤は使わず、土から果樹を元気に丈夫に育てることで、美味しい果実が実ると考えています。おかげで畑の土には微生物やミミズが多く住んでいて、豊かな土壌で桃が育つんです。」と語る斎庵さん。
栽培が非常に難しく、熟練の桃農家の方しか栽培できないと言われる「浅間白桃」は、その栽培の難しさから、急速に減少している希少な品種です。今回、そのとても希少な「浅間白桃」を特別に数量限定でお分けいただくことができました。
おいしい桃が育つ3つの条件
甘くて美味しい山梨の果実にはしっかりとした3つの理由があります。
1.日本一の日照時間
 日照時間が日本一の山梨の桃は、他地域よりもたくさんの陽の光を浴びて育ち、果肉内に旨みの素であるデンプンがたくさんつくられます。
2.恵まれた甲府盆地の気候
 富士山、南アルプスと八ヶ岳に囲まれた甲府盆地。標高の高さのおかげで寒暖差が激しく、日中につくられたデンプンが夜の間に糖として果実に蓄積されます。
3.水はけが良い土地
 年間降水量が少なく、水はけが良い地質であることで、桃の甘みが凝縮されます。
多くの桃農家が贈り物に選ぶ希少な「浅間白桃(あさまはくとう)」
多くの桃農家の方々が「贈り物には浅間白桃」と太鼓判を押すくらい美味しい桃と言われ、青果市場関係者もその味に惚れ込み認められている希少な桃が「浅間白桃」です。
その希少な理由に「栽培の難しさ」があります。花が咲き、実をつけても、自然落下や病気にもかかりやすく、栽培管理にとても手間暇がかかります。また、「浅間白桃」は古木が多いため病気に弱く、自力で回復することが難しいことから樹を切られ、急速に減少している幻の桃となっています。
朝採れの桃を食べごろの熟度、色でお届けします。
桃の鮮度を保つため、収獲は朝採りが基本です。食べごろをむかえた熟れたももは1個ずつ、赤みや熟度を手で確認しながら収獲します。
お届けした桃は、最初はやや硬めの食感ですが、少し寝かせることで成熟が進み、柔らかくジューシーな食感に変化していきます。その異なるふたつの食感のどちらも美味しく楽しむことができます。
緻密でモッチリとした食感でとにかく強い甘み
大玉に育ちやすく、果肉は緻密でモッチリとした食感で、酸味は少なめで糖度が高まりやすく、とにかく強い甘さが感じられるのが特徴です。
桃は皮に近い部分の方が甘みが強く、旨みがつまっているので、できるだけ薄く皮を剥くのがポイント。桃の甘みと香りを堪能するには冷やしすぎないことも大切です。