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八百万の神々が集う出雲の地に実る、日本一美味しい「西条柿」を求めて

今回訪れたのは、中国山地を背に豊かな自然が広がる島根県。なかでも全国の八百万の神々が集う神話の地、出雲を訪ねました。そこで出会ったのは、日本一美味しいと言われる渋柿「西条柿」。柿はギリシャ語で「神様の食べ物」という意味をもちます。神々の国・島根県で、どこか神秘的な西条柿を育てる柿農家・柿壺さんから、旬を迎えた今、100箱限定で分けていただきました。なかでも美しさと輝きのある果実のみを厳選し、島根県から産地直送いたします。

※2012年野菜ソムリエサミット 出雲平田の西条柿が大賞を受賞しました。
西条柿は渋柿の一種で、古くから干し柿の「最高級原料」として愛されてきた由緒正しい果実です。繊細な果肉で痛みやすく、中国地方でしか育てられていない珍しい品種のため、流通量が少ないまさに幻の果実です。 一方、渋柿特有の強烈な渋みに隠れて、じつはとても高い糖度をもっています。渋抜きした西条柿は甘柿とはまた違った、とろける味わいでその美味しさは格別です。今回はドライアイスで渋抜きをしてお届けします。
見た目に美しく、噛むとしゃりっと緻密で、じゅわっと甘い。歯触りは優しく、鼻腔に豊かな風味が広がります。味わい、風味、食感ともに格別な西条柿は、まさに五感で味わう果実です。
西条柿の一番の特徴は「驚きの甘さ」。糖度は平均18度と、じつはメロンよりも甘いのです。この甘さを最大限引き出すため、柿壺さんでは樹上で完熟ぎりぎりまで待ち、最も美味しいタイミングで収穫しています。
ぱんっと張った果実。大きければ大きいほど味がのって美味しいと言われています。果肉は熟すほど透き通り、光を集める様子はとても綺麗です。
もぎたてのような鮮度!産地直送だからこそ味わえるおいしさです。
西条柿は特に日持ちが短いため熟す手前で収穫されることが一般的ですが、柿壺さんでは食べ頃まで待ち収穫します。さらにその日に渋抜き処理を行い、より鮮度の高い果実をお届けしています。
渋抜き処理をして発送します
西条柿はドライアイスで渋抜き処理をしながらお送りします。味の乗った最高のタイミングでお召し上がりいただくため、ダンボールに書かれた開封日まで開けずにお待ちください。開封後は表面を乾燥させないよう冷蔵庫で密閉保存をお願いいたします。
今回「西条柿」を分けていただいたのは、出雲大社と宍道湖の間に位置する平田地区で、柿農園「柿壺」を営む小松さん。柿畑がある場所、かつては海底だったため、土壌は重粘土質でとても硬いのですが、柿はこの特異な土質を好んでしっかりと根を張り、平田地区は今や「西条柿の栽培面積・日本一」を誇るまでになりました。

小松さんは美味しい柿をつくりたいと、一年間手塩にかけて大切に育てます。冬場の剪定作業から、芽吹いた花芽を適度に摘みとる「春の摘蕾」、強い日差しが照るなか行う「夏の草刈り」と、まったなし。なかでも春先の「霜対策」では、花芽が霜にあたり死滅しないよう、一晩中木のそばで火を燃やして空気を温め、朝日が昇るまで見守ります。
西条柿の繊細で格別な美味しさは、自然の循環に溶け込みながら、細やかな人の手と技術が重なり合って創り出された格別な味わいです。
こだわりは土づくり
微生物を育む豊かな土壌にするため、有機物を多く含む堆肥のみを施し、あえて除草剤は使いません。小松さんは「除草剤をまいたらすぐわかります。やっぱり味が変わるんです。」と話します。柿壺さんの畑は、緑豊かなとても勢いのある畑です。葉の色は濃くつやつやしていて、雑草もいきいきと生えています。ここで実る西条柿は、自然の恵みを一心に受けた、うまみのつまった果実に育ちます。
日本各地にはまだまだ知られていないその地域だからこそ出来たすばらしい農作物がたくさんあります。また、一年かけて育てた農作物の中には市場に出すことがない果実もたくさんあります。私たちは、各地の農家さんと協力し合い、日本の農作物の魅力再発見に繋げたいと思っております。 今回は、中国山地を背に豊かな自然が残る島根県を訪ね、一年のうちでもわずかな期間しか味わえない、プレミアムな青果をご案内させていただきます。 限定数限り、少量のご案内となりますが、ぜひ農家の目利きでご用意させていただく果実をお楽しみください。