◆なぜ安戸池でサーモンを育て始められたのですか？
1928年、安戸池は世界で初めてハマチの養殖を行った場所なんです。サーモン養殖のさかんなノルウェーや宮城県では、波や風の穏やかな内陸で育てられています。波が穏やかだといわれている瀬戸内海でも冬になると波が激しく、サーモンにとってストレスになるので、波が少ない穏やかな安戸池で育てるとサーモンが落ち着いてストレスなく育つのではないかと思い、安戸池での養殖を試みました。すると、身は綺麗なオレンジ色、食べてみると身がしまっているが脂がしっかりとのった濃厚な味わいで、さらに生臭さがない大変美味しいサーモンに育ったんですよ。

◆服部さんが瀬戸内サーモンを育てるうえでのこだわりは？
こだわりは、たくさんあるのですが、まずは稚魚ですね。75年の歴史がある世界最先端の技術をもつ会社から海水で育てられるために生まれた血統がしっかりしている稚魚を仕入れ、使っています。

◆魚を育てるうえで大切にしていることは？
それは「魚を大切に、丁寧に扱うこと。」です。4代続く漁師ですが、私のお爺さんから「とにかく魚を大切に扱いなさい」と口酸っぱくいわれてきました。魚を良い状態で出荷するために一度にたくさんの魚を水揚げするのではなく、〆るスピードに合わせて〆られる量をきちんと制限して水揚げしています。

服部さんこだわりの美味しい瀬戸内サーモンをぜひ食べていただきたいと思い、今回お届けする味噌漬けは特別に服部さんが育てた瀬戸内サーモン100％の限定商品なんです！