代々受け継いできた仕事あっての、今季の実り。
そんな人々の背景に思いをはせていただけたら。

「収穫量も多いですが、それよりも今季は果実の品質がいいんです。園地に入って５年ほどになりますが、土壌改良や剪定などで木を元気にする取り組みを続けてきました。オリーブは、今年の仕事が来年の果実に出る。それを実感しています。そう考えると、この上質な豊作はもっと前、代々の島の人たちの仕事の上に実っているんですよね。そんな歴史のある小豆島の背景も想像しながら、今年の味を楽しんでいただけたら嬉しいです。私も子供たちにこの豊かな土地を引き継いでいきたい、そんな思いも強くしながら日々収穫に励んでいます。」

小豆島の香り、豊かさをすべてこの中に。
果実を、オイルという感動に変えてお届けします。

「農園が一年汗を流して作った果実を、お客様の手に届くオイルに昇華する、搾油はいわば最終基地。この香りと味を最もよい状態に出し切って、実りの感動をお届けするのが使命です。畑のすぐそばの小さな搾油室ですが、だからこそ良いことがあり、収穫した実はすぐ搾油、細かく温度確認して調整し、酸化しないうちにすぐろ過できます。そうすると本当に澄み切って、フレッシュな香りが立つんです。今季の果実は全部がみずみずしく上質で、オイルがきれいなことにも驚いています。これが日本中に届くと思うと嬉しいですね」