こんにちは。井上誠耕園の広報担当・斉藤です。
小豆島で暮らし始めて7年。この夏、ずっと気になっていた「小豆島八十八ヶ所霊場巡り」に挑戦してみることにしました。小豆島を自分の足で歩き、祈り、改めてみつけた島の魅力をお伝えしていきます。
\お遍路日記vol.1~vol.7はこちらから▼!/
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■神秘的な山岳霊場「栂尾山」
中山地区の「湯舟山」を後にし、次にたどり着いたのはお隣・肥土山地区の「栂尾山(とがのおさん)」。
ここは小豆島霊場特有の山岳霊場の一つであり、大きな洞窟の中に本堂があります。
本堂に入ると、ひんやりした空気が流れており、一気に涼やかな気分になりました。
天井が低く薄暗い堂内で読経すると、声が響いてとても心地よく、何だか異世界に迷い込んだような、不思議な感覚になります。
つづく栂尾山からの遍路道は歩きやすいように整備されていて、ちょっとしたトレッキング気分ですいすい足が前に出ました。
そうして到着したのは、第四十八番「毘沙門堂(びしゃもんどう)」。
平成十一年に修繕された美しい毘沙門堂は、「財運・勝運」の仏様が祀られています。
改修にあたっては、大きな修繕費が必要なので先住職夫妻がどうしたらよいか、悩みながらずっと拝んでいたところ、なんと信仰の厚い寄進者が突然現れ、そのおかげで改修できたというのです。(財運パワーがすごい!)
■とっても可愛い癒しの石像「しまらかん」
そんな財運パワーにあやかりたいというヨコシマな気持ちを必死に抑え、次の札所「多聞寺」に着きました。大変立派なお寺です。
入り口に入ると、何とも愛らしく寄り添う石の像が!
設置当初はまっすぐ立っていたのに、自然と妻が夫に寄り添うようになったそう!!
ふと気づくと、あれ!こっちにも!
このお寺、何だか可愛いぞ・・・!と大興奮の私。
そして境内の中まで行くと、こんなにたくさんいらっしゃいました!!!
これらの石の像は「島羅漢(しまらかん)」と言って、兵庫県加西市の「羅漢寺(らかんじ)」にある「羅漢群像」を模して、羅漢彫刻家・村田和義師によって制作されたそうです。
(羅漢には、供養と尊敬を受けるに値する人という意味があります)
本家の羅漢寺には500体の像があり、「死んだ身内に会いたけりゃ羅漢寺に行け!」と言うほど、様々な表情を持たれた像があるそう。
ここ、多聞寺には16体の羅漢がいらっしゃいます。
確かに1体1体違った色んな表情があり、自分や家族に似ている像も見つけられるかも。
羅漢の多くが抱きしめるような手の形になっており、ついついこちらも抱きしめたくなってしまいます。
■初の御朱印ゲット!!
実はお遍路1日目は「まだハマるかどうか分からないしな」と思って買っていなかった御朱印帳。
1日行くとすぐ2日目に行きたくなるほど、どっぷりハマってしまったので、この度「御朱印帳」を買いました!
そして今回の多聞寺で、初の御朱印をゲット!
小豆島八十八ヶ所の御朱印帳は、オレンジ色の煌びやかなカバーがついており、とても美しいです。
何ヶ所かの霊場で、まとめて押してもらえるのですが、スタンプラリーのような気持ちになって、押してもらえると何だか達成感が湧いてきます。
1冊完成したら宝物になりそうな予感です。
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