樹齢約75年のシンボルツリー植樹

▲植樹前、研究所に植えられていたオリーブ

▲植樹のために枝を落とし、らしく園に移植しました

オリーブと柑橘の農園、井上誠耕園(所在地:香川県小豆郡小豆島町池田、園主:井上智博)は11月1日(木)、現在開発中であるらしく園(小豆島蒲生甲61-4)にシンボルツリーを植樹しました。直径2.5メートル、樹高6メートル、重さ6.5トンにもなる巨木は、樹齢約75年のオリーブの古木です。

日本のオリーブの歴史的シンボル

植樹前は、香川県農業試験場小豆オリーブ研究所にて管理されていましたが、新しい樹木での試験実施のために畑の整備が必要となり、手放さざるを得なくなっていました。「こんなに立派に育った木を切ってしまうのはもったいない」という園主の想いから、井上誠耕園が譲り受け、らしく園に広がる畑の一番目立つ場所にシンボルツリーとして植樹しました。

植樹したオリーブは1942年、香川県農業試験場小豆オリーブ研究所に植えられた、日本で育つ「ルッカ」という品種の中でも最古の木のうちの一本となります。植えられた当時はルッカという品種がまだ日本では育っておらず、日本で育てればどのように育ち、どんな個性を見せるのか研究するため、試験的に栽培が開始されました。試験栽培の結果、オイル用に適した果実をつけ、搾るとバナナのような青い香りがすること、樹勢が強く木は大きくなりやすい品種であることなどが分かり、小豆島各地でも栽培されるようになりました。今回植樹したオリーブはいわば、日本でのルッカ栽培の指標となった歴史ある樹木の一本なのです。

研究所に植えられた1942年はまだ戦時中であり食糧が少ない中、加工しなくては口にできないオリーブを貴重な樹木として守り育ててきた先人たちのオリーブ栽培に対する熱心さには頭が下がります。

株の周囲長は4.1メートル、株元から6本もの太い幹が分岐しており、近くで見ると圧倒されるほどの大きさです。これは適度に雨が降る日本だからこそ、約75年でここまで太く大きく育ったと推測できます。現在は植樹のために枝を切っていますが、枝が芽吹いてまた立派に果実を実らせる頃には、シンボルツリーとして、らしく園を見守る存在になってくれるはずです。

オリーブは平和と繁栄のシンボルと言われ、世界では樹齢1000年を超えるものもあります。畑の入り口からシンボルツリーを見ると、木の向こうにはオリーブ畑と瀬戸内海が広がり、穏やかで優しい気持ちになれます。十年後、二十年後も変わらぬ景色があり、らしく園が地域の人々や観光に訪れるお客様に末永く愛されるよう、シンボルツリーを大切に守り育てていきたいと思います。

本件に関するお問い合わせ
井上誠耕園 広報担当 八十(やそ)、斉藤
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