ドングリ畑を開墾し、初代（井上たすじ）が初めて畑に植えたのは八朔の苗木でした。
昭和15年頃、今でこそみかんの代名詞とも言える「温州みかん」の苗木はなかなか手に入らなく、柑橘の苗木を探し、ようやく手に入れたのは「八朔」の苗木だったのです。
紅八朔は数が少なく、通常ご案内させて頂くことのない「幻の果実」です。特徴は、通常の八朔より色が濃い、色彩豊かな「果皮」と果汁たっぷり、一粒一粒がしっかりとした、ぷりっぷりの「果肉」にあります。ほどよい甘さが特徴ですが、今年の紅八朔はほろ苦さもありつつ、甘さが際立つ果実ができました。また、私たちの園地では収穫後、さらに貯蔵することにより酸味などを調整してお送りさせて頂いております。

収穫した果実は1玉ずつ貯蔵用の袋に入れて、湿度・温度を徹底管理した貯蔵庫で1ヶ月以上貯蔵します。寝かせることで程よく酸味が落ち着き、ぐっと甘み、旨みが際立つのです。
農家の目利きで、最もおいしい状態に仕上がった果実をお届けいたします。

「届いた箱を開けると、傷んだものがありました・・・」この季節になると、毎年お客様から何件かこのようなお電話をいただくことがあります。

当園で育つ紅八朔は、近年の温暖化や気候変動の影響から、以前に比べてカビの発生や、ヘタが取れてしまう現象が目立つようになってきました。私たちは、お客様へおいしく、そして品質の良い果実をお届けするために、令和四年より必要最低限の防カビ剤を使用させていただき、果実の品質を守っています。もちろん、国の厳しい安全基準を満たした中での使用となっておりますので、どうぞご安心してお召し上がりください。

※ご注意 他商品と同梱不可、別配送となります。配送指定日は承っておりません。 (配送時間はお選びいただけます)