温州みかんには早生(わせ)・中早生(なかわせ）・晩生(おくて)品種があります。最も遅くに収穫を迎える晩生品種は、花が咲き果実が実ってからじっくり熟していくため、その分甘みがぎゅっと詰まっています。さらに皮が厚いことから貯蔵に向いており、徹底した温度・温度管理のもと貯蔵させることで、程よく水分が抜けて、より味わい深いみかんになるのです。
「晩生完熟みかん」は晩生ならではの、絶妙な甘みと酸味がお楽しみいただけます。

「貯蔵」といっても、単に寝かせておくだけでは美味しいみかんにはなりません。貯蔵庫の温度、湿度をこまめに調節しながら、最も味がのった状態のみかんに仕上げていくのが農家の腕の見せどころです。
今季は、暖冬の影響で果実の色付きが遅れたことで、収穫のタイミングや貯蔵期間、温度・湿度調整など、細やかな調整が必要となりました。約１ヶ月の貯蔵期間を終え、ようやく食べごろを迎えたみかん。甘くもさっぱりとした後味でいくつでも食べられるような美味しさです！

「届いた箱を開けると、傷んだものがありました・・・」この季節になると、毎年お客様から何件かこのようなお電話をいただくことがあります。
当園では「お客様」と「私たち」、お互いの健康のことを考え、ワックスは一切使用せず「おいしくて体にもやさしいみかん」をモットーに、自然のままのみかんを細心の注意を払って箱詰めさせていただいております。自然のままのみかんは傷みやすいことをどうぞご理解ください

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