オリーブの紅葉と、笑う角には福来る。

緑色をしたオリーブの実は、熟すと真っ黒くなります。
「秋に山が紅葉するじゃろう、オリーブも紅葉しとるんじゃ」
って、誠耕園の先輩が教えてくれました。
この熟した真っ黒いオリーブの実は、巨峰そっくりです。
先輩が美味しそうに食べて、
「ここまで熟すとオリーブは甘くなるんだぞ」
って、ニコニコして言いました。
オリーブの生の実は、猿も食べないくらい渋いもので、
間違って噛んだりすると、渋くて顔がくちゃくちゃになりますが、
こんなに美味しそうに食べる先輩を見ていると、
本当に巨峰みたいな味がするかもしれないと、思ってしまいました。
「それでは一つ」
って、食べてみたら、
「ウギャーーーーー!!!」
先輩はすぐさま口の中にあるオリーブを吐き捨てて、
「甘いわけがねーじゃろう」
と言ったのです。
何というか、名演技の前では怒る気にもなれず、
私が食べるまで渋さをひたすら我慢していたのかしら?
と思ったら、笑ってしまいました。
誠耕園の農園で、何回笑ったか分かりません。
笑う角には福来る。
ここに来れば、この名演技の先輩と一緒に、
農園の楽しさを味わえるかもしれません。











